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院長ブログ

花粉症に小青竜湯

花粉症の漢方といえば小青竜湯(しょうせいりゅうとう)です。

私は花粉症がないので、鼻水のかぜにしか飲んだことはないですが、少し酸っぱい味がします。

小青竜湯には次の薬草が入ってます。

麻黄 桂枝 芍薬 細辛 乾姜 五味子 半夏 甘草

酸っぱいのは、五味子(ごみし)という果実のようです。

五味子には咳を鎮めたり、炎症をとる作用があるので、小青竜湯は気管支炎や気管支喘息にも使うことがあります。

花粉症への使い方は個人差があります。

朝一包飲めば一日大丈夫という方もいますし、1日3回必要な方もいます。

それから抗アレルギー剤を併用するとお互いに効果的なので、併用している方は多いです。

それでも症状が治まらない場合は、予防的にシーズン前から飲み始めるというやり方があります。

今年もすでに飲み始めてる患者さんがいます。

いったん症状が出て炎症が起こってしまうと鎮めるのが大変なので、症状が始まる前から予防的に飲むといいようです。

花粉症でお困りの方は、治療のひとつに漢方も検討してみてください。

花粉症に使う漢方は小青竜湯だけではありません。

小青竜湯に附子(ぶし)を加えたり、越婢加朮湯(えっぴかじゅっとう)、苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)などがあります。

 カテゴリー:漢方  2019年01月18日

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