進行した胃がんになってしまった西村元一先生、元ちゃんからのメッセージと、関係者のメッセージが詰まった本です。

元ちゃんの、言葉を飾らない、気持ちを素直に表現しているところに惹かれます。

「検診を受けてなかったの？」という質問に対して、

「いつでもできる」

「忙しいので今度」

「自分は大丈夫」という変な自信

皆さんも思い当たりませんか？

私はテレビの特集で元ちゃんのことを知りましたが、当院スッタフは以前から知ってたといいます。というのも、元ちゃんのメッセージは、看護雑誌「エキスパートナース」で連載されていて、スッタフはそれを読みながら元ちゃんを応援していたそうです。

その看護雑誌に連載されたエッセイをまとめたのがこの本ですが、誰が読んでも勇気をもらえる本です。私が一番共感したのは、

「自分の役割、そして使命」

「何らかの役割があるからこそ、生きている」

「目標を持つことは、身体と精神のバランスがとれていないと難しい」

元ちゃんは「エキスパートナース」7月号に最後のメッセージを残して、5月31日にお亡くなりになりました。

元ちゃん、たくさんのメッセージをありがとう。