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院長ブログ

ワクチンをしたら、がん検診はしなくていいの?

HPVワクチンは子宮頸がん予防のワクチンですが、

100%予防できるわけではないので、

性交渉を持つようになったら(性交渉のある方は)

子宮頸がん検診も受けるようにしましょう。

HPV(ヒトパピローマウイルス)は誰にでも感染するウイルスです。

私も感染してる(感染した)かもしれないので子宮頸がん検診は受けてます。

子宮頸がんの原因になるハイリスクHPVは13種類あります。

その中でも特に16型と18型ががんになりやすいウイルスです。

16/18型は感染しやすくて、悪性度も高くて、進行も早い。

この二つのウイルスを予防するだけで、子宮頸がん全体の7割、20代の子宮頸がんなら9割を予防できると言われてます。

当院では子宮頸がん検診とHPVワクチンを同じ日に受ける方も増えてきました。

すでに性交渉があってもHPVワクチンを接種しましょう。

というのも、16型18型の両方に感染している可能性は極めてまれだからです。

さらに今年度から9価ワクチン(※)が公費で接種できるようになりました。

このワクチンで子宮頸がん全体の9割を予防できます。

でも、やっぱり全ての子宮頸がんが予防できるわけではないので、がん検診は必要です。

9価ワクチンは自費だと1回3万円するワクチンです。

それが公費で無料で接種できます。

そろそろ自治体からご案内が届く頃だと思います。

平成9年度~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の方も無料で接種できます。

HPVワクチンと子宮頸がん検診を同日に受けることもできます。

※HPVワクチンの種類

2価ワクチン:ハイリスクHPV16型18型を予防

4価ワクチン:ハイリスクHPV16型18型と尖圭コンジローマの原因となる6型11型を予防

9価ワクチン:ハイリスクHPV7種類(16/18/31/33/45/52/58型)と6/11型を予防できます。
 

 カテゴリー:がん(予防、検診、治療)  2023年06月10日

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