昨夜、更年期症状の講演会がオンラインでありました。

そこで、PMSと更年期症状って似てるよねという話があり、

なるほどな～そうかも！と思いました。

PMS（月経前症候群）とは、「月経前、3～10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。」

原因はよくわかっていませんが、

排卵後のホルモンの影響だろうと考えられてます。

ですから、排卵のある女性なら誰でもPMSは経験しているはずなのですが、

意識しないと「なんか私イライラしてる」で終わってしまうかもしれません。

周りから「更年期なんじゃいの？」と言われたと受診される方もいます。

症状をみると確かにPMSと更年期症状って似てます。

【PMSの症状】

精神神経症状：情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害。

自律神経症状：のぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感。

身体的症状：腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなど。

【更年期症状】

精神症状：気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠など。

自律神経症状：ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗など

その他：めまい、動悸、胸が締め付けられるような感じ、頭痛、肩こり、腰や背中の痛み、関節の痛み、冷え、しびれ、疲れやすさなど。

こうやってみると、私の症状はどっち？と思うかもしれません。

PMSか更年期症状かで治療は異なります。

診断には血液検査でホルモン状態を調べたり、

それだけではわからないこともあるので、

超音波検査で子宮卵巣の状態の観察も必要かもしれません。

それでもわからない場合は

診断的HRTとか

診断的排卵抑制とかでしょうか。

（すみません、勝手に「診断的」なんて言葉使ってます）

いずれにしても毎日を快適に過ごしたいですね。