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院長ブログ

体育館の雑魚寝に「NO!」を

少し前の新聞に

「防災・危機管理部局」における女性の割合が

少ないことが記事になってました。

全国の自治体を調査したところ悲しい結果・・・。

〈防災部局の女性1割、「ゼロ」市区町村は57%〉

これでは避難所運営に女性の視点は反映されないはずです。

保険医協会という団体の機関誌「月間保団連」に

メディア合研究所所長の谷岡理香さんの記事がありましたのでご紹介します。

『2024年4月に起こった台湾地震では、日を置かずして体育館に被災者用テントが整然と並んだ。対して、1月の能登半島地震では、仕切りのないままに雑魚寝という状況が続いていた。』

皆さん、どう思いますか?

『ある男性リーダーが「皆の様子が分かるので、衝立などの仕切りは無い方がよい」と語ってた。』

なるほどね~、その通り!って思えますか?

被災した女性の気持ちはこんなです。

『知らない人の隣で安眠でいない』

『周りの視線を感じながら授乳している』

『男性スタッフに生理用品を頼めない』

谷岡さんは「こうしたストレスは、男性には気づきにかもしれない。時に『わがまま』『皆、我慢している』という大きな声に押し殺せかねない」と書いてます。

「プライバシーのない場所で、長期にわたり積み重なるストレスが心身に与えるダメージは決して小さくはない。ジェンダーの視点の重要性をリーダーたちが知っていれば防げる事柄は多い」

谷岡さんのおっしゃる通りです。

避難所については内閣府からガイドラインも出ています。

男女別の更衣室、休憩室を設ける。

間仕切りはプライバシーが保てる高さが必要。

男女のトイレの距離を離す。

夜間も証明をつける。

子どもの遊び場、保育のスペース確保。

介護が必要の人のためのスペース確保など。

声を上げることは勇気がいることかもしれませんが、

応援している仲間がいるはず。

頑張っていきましょう。

 カテゴリー:日常、諸活動  2024年07月08日

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