ノーベル平和賞の発表があってビックリしました。

日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協）が受賞。

嬉しいです。

被ばく、原爆という言葉を耳にするたびに思い出すことがあります。

「ピカドン」のおじさん。

信州大学の北西の入り口の前にある定食屋さんです。

学生の頃、当時のマスター（店主）が被爆者で、

平和への思いからお店の名前を 「ピカドン」としたそうです。

マスターはとても素敵なおじさんで、

当時私が入っていた平和サークルで、

大学祭におじさんを呼んで、

被爆体験を語ってもらおうということになりました。

教室を一部屋借りて、

講演料はいらないというので、

お言葉に甘えて企画したのはよかったのですが、

蓋を開けてみたら当日は・・・。

サークルの仲間が一人もいない・・・

聴衆は私と私の友人の二人だけ・・・

それなのに、 私たち二人の前でおじさんは語ってくれたんです。

そして、逆に励まされてしまいました。

「気を落とさずに、 平和の運動ってこういうものなんです」

 ピカドンのおじさんから学んだものは大きいです。

ありがとうございました。