エコノミークラス症候群は血栓症の病気です。

エコノミークラスの乗客に多く発生したところから、

このように命名されました。

つまり、長時間椅子に座り続けると、

足の血液の流れが悪くなり、

血管に血栓（血液の塊）ができます。

急に立ち上がった時などに血栓が肺に飛ぶと、

肺の血管が詰まることがあります。

災害時の車内泊で発症して問題になったこともありました。

屋外でのスポーツ観戦でなった方もいます。

韓国では若者が86時間ゲームに没頭して、

エコノミークラス症候群で亡くなりました。

予防は足を動かすこと、

脱水にならないように気を付けることです。

低用量ピルを服用中の患者さん、

普通の健康な10代～30代では血栓症はできませんが、

一応「体を動かさない」「脱水」には注意してください。