今週木曜日12日に月経困難症（月経痛）についての座談会というのに参加することになりました。

主催者からいただいた事前資料で予習を始めたところ、月経痛や子宮内膜症などについて、皆さんにお伝えしたいことがたくさんありましたので、ご紹介します。

子宮内膜症の原因は月経血の逆流

子宮内膜症の原因は未だ解明されてませんが、月経血の逆流が関与していると考えられてます。

その理由は・・・

◆　月経血の逆流（卵管を通って腹腔内に出血する）は、75～90％の女性に見られます。

◆　初経が早くて、月経周期が短くて、月経量が多い（過多月経）女性は、子宮内膜症になりやすい。

つまり、「月経回数が多くて、量が多い女性ほど、逆流血が増えて子宮内膜症になりやすい」ということでしょうか。

◆　逆流血が貯留する部位に子宮内膜症が発生しやすい。

子宮と直腸の間をダグラス窩といいますが、腹腔内で一番低くなっていて、腹水などが貯留しやすい場所です。ダグラス窩は子宮内膜症ができやすく、癒着も起きやすいところです。

◆　月経中には腹腔内に子宮内膜細胞があり、それが腹膜に接着して浸潤していく。

そのため腹膜癒着が起こったり、卵巣に接着した場合はチョコレート嚢胞を形成したりすると考えられます。

子宮内膜症の予防は？

それでは子宮内膜症を予防するにはどうすればよいでしょうか？

逆流血を減らすことです。

もう皆さんお分かりですね。

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