「大豆イソフラボン」は皆さんご存知だと思います。

イソフラボンは植物エストロゲンの一種で、更年期症状を緩和する作用があります。

実際に、日本人で更年期障害（のぼせ、発汗など）が少ないのは、大豆の摂取が多いからとも言われています。

しかし、イソフラボンは直接体に作用してエストロゲン様効果を発揮するわけではありません。

『エクオール』という物質に変換されて作用します。

このエクオールの化学構造がエストロゲンに似ているため、エストロゲン様効果が期待できるわけです。

エストロゲンというと、子宮内膜や乳腺への刺激を気にされる方がいるかもしれませんが、「エクオール」は子宮や乳腺への刺激作用はありません。

むしろ、過剰のエストロゲンを抑える作用があり、「みそ汁、イソフラボン摂取量が多いほど乳がん発症リスクが減少する」という研究データもあります。

さて、このエクオールですが、腸内細菌の働きでイソフラボンから変換されます。

日本人にはエクオールを産生できる人と、できない人がいることがわかってきました。

約半数の人はエクオールが作れないので、大豆食品を食べてもエストロゲン効果は発揮されません。

エクオールを作れるのか、作れないのか？

調べる検査キットがあります。

「ソイチェック」エクオール検査キット（3,800円）

前日に大豆食品を食べる→　朝起きたら採尿→　封筒に入れて投函→　約2週間後に結果

当院受付でも販売してます。

私はレベル５（エクオールが理想量つくられている）でした。

納豆、豆腐、ゆば、みそ汁大好きです。