第4月曜日は長野市の新町病院で診療です。

今年で4年目になります（たぶん）。

最初は婦人科の診察だけでしたが、

いつ頃からか乳腺のエコー（超音波検査）もするようになりました。

実家の近くなので、

少しでもお役になてればと思いながらお手伝いしてます。

さて、本日はHRTの話題です。

HRT（ホルモン補充療法）は更年期障害の改善、

骨粗鬆症や動脈硬化の予防目的にエストロゲンを補充する治療です。

骨粗鬆症予防のためには少しのエストロゲンで十分ですが、

更年期障害の治療となると個人差がでます。

当院では次のようなやり方でオーダーメイド医療を提供してます。

内服薬　ジュリナでHRTを開始する場合

ジュリナ1錠1日1回から初めて、

1週間しても更年期症状の改善が不十分なら2錠に増やします。

貼付剤　エストラーナでHRTを開始する場合

1日おきに1枚貼付します。

胸が張るとか出血が多くて困るなどの場合は、

半分に減量することを提案します。

＊エストロゲン製剤には塗り薬もあります。

エストロゲンの「最小有効量」には個人差があります。

また、出血量、出血時の痛み、筋腫の有無、子宮内膜症の既往の有無など

配慮しなければならない事情もあります。

それらを考慮しながら、

一番ベストなHRTを一緒に考えていきましょう。