院長ブログ
新聞小説「国宝」終幕
朝日新聞の朝刊小説「国宝」が、
5月29日に最終回となりました。
以前は新聞小説など読む習慣はなかったのですが、
数年前の林真理子さんの朝刊小説から読むようになりました。
その次の沢木耕太郎さんの「春に散る」では、
すっかり沢木さんのファンになってしまいました。
「国宝」は吉田修一さんの小説で、
約1年半続いたことになります。
国語が苦手な私としては、
最初は古風な言い回しに馴染めなかったのですが、
ちょうどその頃に、
夫の趣味で購入した吉田さんの「悪人」を読んだ影響もあり、
だんだん吉田ワールドにはまっていきました。
舞台は長崎から始まります。
長崎は吉田さんの生まれ故郷です。
組抗争で非業の死を遂げた権五郎の息子、
喜久雄が歌舞伎役者として波乱万丈の人生を生き抜くストーリーです。
小説連載中に一度は歌舞伎を観てみたいと思っていたのですが、
結局まだ行けてません。
歌舞伎の世界を小説で味わえるだけでなく、
主人公喜久雄の周りの人物が、
それぞれが波乱万丈なんです。
縁あって弟子入りした師匠の半二郎には、
喜久雄と同年代の俊介という息子がいました。
当然、俊介が三代目半二郎を襲名するはずですが、
そうなりませんでした。
俊介は失踪、そして再会。
失踪中の俊介を支え続けたのは、
喜久雄の元カノの春江です。
そして喜久雄の一人娘、
芸者との間にできた娘の綾乃は薬物中毒になり、
それを救ったも春江です。
1年半の小説の中で印象的だったのが、
綾乃が喜久雄に言った言葉です。
「・・・・・」
こんなことを娘に言われてしまった喜久雄の苦しさ、
それでも芸の道を歩み続ける姿に悲しさも感じました。
9月に書籍が出るそうです。
吉田ワールドをたっぷり楽しめる小説です。
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