昨日14日（木）夜は厚木の日産テクニカルセンターで、

女性の健康について話をしてきました。

若い方向けに低用量ピルについてたくさん話したのですが、

後から聞いたところによると、

40～50代が多かったというのでびっくりしました。

皆さんとても若く見える。

毎度の話ですが、

低用量ピルにはたくさんの副効用があります。

中でもがんが予防できる薬なんてそうそうあるものではありません。

卵巣がん、子宮体がん、大腸がんを予防します。

乳がんについては少し増えるという報告もありますが、

がん全体は減るのでメリットの方が大きいと言えます。

卵巣がんの原因は排卵による卵巣損傷であり、

ピルで排卵を抑えれば卵巣がんは予防できます。

子宮体がん（子宮内膜がん）はピルで内膜を薄くすることで予防できます。

大腸がんは、大腸にあるホルモンレセプターの関係で、

ピルを飲むと大腸がんが減ると考えられてます。

乳がんについては、

ピルを飲む飲まないにかかわらず、

11人に一人が乳がんになりますので、

早期発見がなによりも重要です。

また、10代～20代では乳がんを心配することはありません。

ピルの恩恵をたくさん受けてください。

きっと将来「ピルを飲んでてよかった」と思うはず。