院長ブログ
アスリートと摂食障害
6月2日に摂食障害について考える催しが東京であり、
大阪学院大の山内武教授(ランニング学会理事)が、
記録を優先して体重を過度に落とす
「軽量化戦略」の問題点を指摘してくれました。
6月17日の産婦人科学会でも
「アスリートに対する婦人科診療のポイント」という講演がありました。
産婦人科では以前からアスリートの体重減少について問題にしていましたが、
競技指導者の理解を得るのが難しく、
医師ではないアスリート関係者から、
このような発言をいただけたのは進歩です。
山内さんはシドニー五輪で金メダルを獲得した高橋尚子さんの大学時代の指導者です。
高橋尚子さんがレース後に体重が増えて、
マスコミにいろいろ書かれたことを皆さん覚えているでしょうか?
実は、体の健康のことを考えると、
オフに体重を戻すことは大切なことなのです。
むしろ体重減少しっぱなしの方が問題で、
実際に疲労骨折や骨粗鬆症などで、
体にダメージを負う選手が多いと思いませんか?
山内さんは高橋選手についてこう話してます。
大きなレースの前に46~48キログラムまで体を絞ったが、一時的なことだった。狙ったレースだけ好記録を出せるベストの体重・体脂肪で挑み、その後は完全なオフをとって体重・体脂肪を戻すのが理想だ。
また、こんなことも言ってます。
高橋さんはもともと800メートルの選手で、大阪学院大入学時には減量をしていなかった。選手寿命が長かったのは、大学時代に体脂肪が1割以上あり、月経が順調で骨を育てられたからでは、と推測する。
(以上、6月8日の朝日新聞の記事を参考にさせていただきました。)
10代女子の運動に携わる関係者の皆様、
体重が減少しすぎないように上手に指導をお願いします。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※毎週火曜日午前は植田院長と谷岡沙紀医師の2診体制となります。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。