院長ブログ
「万引き家族」
話題の「万引き家族」を観てきました。
カンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞した映画です。
映画の宣伝文句は『盗んだのは、絆でした。』
主演がリリー・フランキーなので、
「そして父になる」(2013年是枝監督)をイメージしてたのですが、
家族を超えた絆を「温かく」描いた作品ではありませんでした。
もちろん「そして父になる」の場面と重なる箇所もありましたが、
今回は父親になりきれないというか。
大人になりきれない中年男性。
それでも、
子どもたちや妻に対してはとても素直で、
そういう場面にはホットしました。
それとは逆に、
安藤サクラ演じる母親は素敵な女性でした。
特に、最後の方でカメラに向かって語る姿からは、
「家族を守る」思いがひしひしと伝わってきました。
安藤さんとしては産後初めての作品で、
「母性大放出みたいな状態」だったそうです。
さて、
私は多くの方に観て欲しいと思いますが、
好き嫌いはあると思います。
映画を観終ったあと、
「最低な映画だ」
「こんな映画が賞を取るなんて信じられない」
「最低だ」と繰り返し喚いている男性がいました。
う~~ん。
アカデミー賞受賞作品を観る感覚で
劇場に足を運んでしまったら、
期待外れ感を味わうかもしれません。
特に、50歳以上夫婦割引2,200円で観ようと思って、
日常生活の延長で夫婦で観に行ったら
「何?これ」って思う人はいると思います。
私は「誰も知らない」を当時(2004年)劇場で観て、
「そして父になる」(2013年)をテレビで見ました。
後者は比較的ほのぼのとした展開で、
終わりもハッピーエンドだったので、
これが是枝ワールドと思ってしまうと、
「万引き家族」は衝撃でしょうね。
貧困、虐待、DV、お金・・・
これが日本の現実なのです。
松岡茉優さん演じる亜紀が、
JKリフレでバイトする場面があります。
10代の女子がこういう仕事をしていることは、
聞いて知ってはいましたが、
映像はリアルです。
多くの人にこの作品を観て考えてほしいと思います。
ちなみに、私は今回も夫と行きました。
夫は精神科医なので、
この手の社会派映画は実際と重なる部分もあり、
鑑賞後もお互いに意見をかわすことができます。
また、夫も安藤サクラさんの演技に感動したらしく、
観終ってから安藤さんのことを調べてました。
奥田瑛二さんの娘さんで、
夫は柄本佑さん。
「万引き家族」では柄本明さんが駄菓子屋の店主で出演していて、
義理のお父さんとの共演でもあったのですね。
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