日本産婦人科医会「性教育指導セミナー」in 富山で、

原宿カウンセリングセンター所長の

信田さよ子さんの特別講演がありました。

たくさんのケースを経験されている信田さんですが、

「面前DV」と「母娘問題」について話してくれました。

面前DVとは・・・

子どもの目の前で

父が母を罵倒したり殴ったりすることです。

面前DVを受けた男子には、

どのような影響がでるのでしょうか？

虐待は子どもたちの脳に影響を与えると言われてますが、

DVの目撃も子どもの脳を壊します。

虐待には、

身体的虐待、心理的虐待、性的虐待、ネグレクト

などがありますが、

面前DVは心理的虐待になります。

DV目撃が男子に与える影響は、

青年期における暴力行動の増加だけではありません。

影響は遅れて発生することもあります。

また、発達障害と間違われる行動上の問題を起こすことがあります。

さらに、子どもたちは、

異性との関係性を両親から学びます。

したがって、DVを目撃している男子は、

DV加害者になるリスクが高くなります。

実際にDV加害者の多く（ときには90％）が、

面前DV経験者です。

演者の信田さんは、

DV加害者（更生）プログラムの活動をされています。

この取り組みが

「未来の家族における暴力の防止・予防」

につながって欲しいと思います。