今年の夏も月経調節を希望して

受診された患者さんが何人もいらっしゃいました。

単発の月経調節（一時的な調節）には

中用量ピルを使います。

ホルモン量が多い方が、

不正出血も起こらないし確実に調節ができるからです。

でも、これを機会に低用量ピル飲んでみませんか？

毎日飲むことになるので面倒かもしれませんが、

ホルモン量は中用量ピルの半分～1/3ほど、

副作用が少ないので安心して飲めます。

気持ち悪くなりません。

血栓症のリスクも少なくなります。

血栓症（血液が固まる病気）は、

タバコを吸う方はもちろんのこと、

年齢が高いほど、

ホルモン量が多いほど、

さらに飲み始めの1カ月間が

起こりやすいことがわかってます。

したがって、

50歳近くの方が中用量ピルで月経調節をする場合は

特に注意しなければなりません。

逆に低用量ピルを何年も飲んでいる方は、

閉経まで安心して続けることができます。

この機会に是非低用量ピルを開始してみましょう。

月経調節も簡単にできます。

さらに、子宮内膜症の予防や

それによる不妊症の予防、

卵巣がん、子宮体がんの予防など、

早く始めれば始めるほど、

たくさんの効果が期待できます。