昨日に続いてクリニックの待合室にある、がんに関する本の紹介です。

「がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事」

このような類の本はいくつもありますが、初めて私の考えと一致した本に出会ったという印象です。

調味料などマニアックなところもありますが、実践可能なところを上げますと、

☆主食は玄米がいちばん

☆牛乳、乳製品は用いない

☆食品添加物は摂らない

☆甘いものは口にしない　などなど

全くこの通りだと思いますが、四六時中食事のことを考えているわけにはいきませんので、気に留めるという程度でいいと思います。お子さんがいる家庭は「玄米」は無理ですよね。私も「甘いもの口にしない」なんて無理です。さっきも岩手のクルミゆべしを食べてしまった。おいしかったです。

著者の神尾哲男さんは元フレンチシェフで、シェフ時代は和食をいっさい食べなかったそうです。ところが、14年前に末期がん（前立腺がん）と診断されてから、昔の日本食を摂りいれ、食事の力で生き続けてきたといいます。

残念ながらこの本を3月に上梓してから、5月に亡くなりました。そのことで批判的な見方をされる方もいるかもしれませんが、実践してきた食事の内容は私が理想とするところです。

例えば、誰でもどの家庭でもできること・・・「味噌汁」を1日1杯いかがですか？