12月6日木曜日は、横浜市学校保健会の戸塚支部保健大会でお話させていただきました。

患者様には診療制限にご協力いただきありがとうございました。

「子どもたちの将来のために、産婦人科医から伝えたいこと」という演題名で、思春期から予防できる疾患の話、子育てや性教育の話をしたのですが、

「性教育は人権教育」だという重要なポイントを伝え忘れました。

本日届いた家族計画協会の機関誌「家族と健康」の記事をご紹介します。

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三重県の産婦人科医、いなべ総合病院の川村真奈美先生の話です。

＜性教育に関わっていると必ず人権の問題に行きつく。私が実践している性教育の究極の目的は、人権感覚の備わった人間に育てること、性を通して人権を理解させることだ。人権感覚を身に付けるには、幼い頃から、子どもたちの人権が大切にされていることが必要だ。そのため、学校でも家庭でも子どもたちの人権に配慮することに重きを置いている。＞ 実は、「性教育は人権教育」だと最初に私に教えてくれたのが、川村先生です。

もう一人、宇都宮大学教育学部准教授の艮香織先生の話も載ってました。

＜性教育を進めるときには、「人権教育」というのがキーワードになる。私がよく挙げる人権の定義は、「人間が人間らしく生きていくために欠くことができない、誰にも生まれながらに備わっている権利の総称」「その人が生きやすくするための様々な権利の総称」など＞

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木曜日の講演では、男女の付き合い方で「みがいておきたい4つのパワー」のことや、様々な事情や複雑な家庭環境の子どもたちへのメッセージ「決められた運命、変えられる未来」について話したのですが、考えてみればこれって人権教育ですね。