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院長ブログ

知ってました?子宮だって下がってくるんです。

横浜市医師会の広報誌「みんなの健康」11‣12月号に、子宮脱のことが載ってます。

けいゆう病院の荒瀬透先生が執筆しました。

とても分かりやすいので紹介します。

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「膀胱や子宮、腸管などの骨盤内臓器はハンモックのように靭帯や筋肉などで支えられ吊り下がっています骨盤臓器脱ではこれらが次第に下垂してきます。」

「人類が2足歩行を手に入れるようになり、内臓は重力に対し新たな対応を迫られるようになりました。」

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なるほどね~。

子宮脱はたぶん人間だけの病気で、4つ足歩行の動物では起こらないでしょうね。

それから、寝たきりの生活では子宮脱が良くなるようです。

子宮脱の患者さんが、他の病気で入院して安静にすると、入院中は子宮脱が気にならなかったと言われます。

<予防>
子宮脱の原因は、ハンモックが弱くなるからです。

骨盤内臓器を支えるハンモックを鍛える体操が「骨盤底筋体操」です。

当院では助産師が体操の指導をしてます。

ご興味のある方はお声かけ下さい。

体操は早く始めた方がいいです。

将来子宮脱になりやすい方の症状は「ピンポン玉のようなものが陰部に触れる」ことがあります。

これは腟が下垂した症状です。

骨盤底筋体操で症状は改善しますし、将来の子宮脱予防になります。

<治療>
軽い子宮下垂ならば、骨盤底筋体操が有効なことがあります。

漢方「補中益気湯」が効く場合もあります。

それから「ペッサリー」という腟に入れるリングがあります。

ペッサリーはドーナッツ様の形をしていて、腟内から臓器を支えます。

サイズが合えば挿入中の違和感はありません。

それから手術です。

手術も、最近では腹腔鏡を用いて、臓器を吊り上げる方法があります。

子宮脱かも・・・気になるなあ~という方はご相談ください。

 カテゴリー:頻尿、尿失禁、子宮脱  2018年12月15日

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