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院長ブログ

閉経後の健康管理

加齢に伴う体の変化は男性も女性も同じように起こりますが、女性に特に注意して欲しいことがあります。

動脈硬化と骨粗しょう症です。

閉経前の女性の体はエストロゲンに守られているといっても過言ではありません。

エストロゲンは女性ホルモンの一つですが、男性の体の中にもあります。

女性は閉経すると急激にエストロゲンが減少しますが、男性は少しずつ減るので、55歳ころから男性よりも少なくなってしまいます。

『女性』ホルモンのはずなのに・・・悔しいですね。

エストロゲンには血管をしなやかにしたり脂質代謝を改善させる作用があるので、閉経後は動脈硬化が進行します。

だから、女性では閉経してから高血圧や脂質異常症が増えてきます。

心筋梗塞も、女性は60歳代から増えると言われてます。

骨粗しょう症も同じです。

もともと男性よりも体格が華奢なので、女性の骨密度は男性よりも低いです。

それでも、エストロゲンには骨が脆くなるのを防ぐ作用があるので(骨吸収抑制作用)、閉経前の女性の骨はエストロゲンに守られてます。

そのため、閉経後は骨密度が減少しやすい、女性の方が骨粗しょう症になりやすいといえます。

閉経後の動脈硬化と骨粗しょう症の予防としては、HRT(ホルモン補充療法)がおすすめです。

HRTができない方は次のことに気を付けましょう。

1.健康診断を受けましょう。高血圧、脂質異常症は放置せずに治療しましょう。

2.骨粗しょう症の検査も受けましょう。まず、自分の骨年齢を知ることが大切です。

 

 カテゴリー:更年期、HRT、イソフラボン  2019年02月27日

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