毎月第4木曜日は横浜市産婦人科医会の研究会です。

本日、2/28は過活動膀胱について勉強してきました。

【症状】

「急に起こる強い尿意で我慢しがたいことがありますか？」

Yes!なら過活動膀胱の可能性があります。

過活動膀胱の主な症状は頻尿と夜間頻尿ですが、「週1回以上の尿意切迫感」は必須症状です。

頻尿や尿漏れなど、排尿症状については、50~60%が症状があるにもかかわらず、実際に受診される患者さんは少ないようです。

でも、急にトイレに行きたくなったら困りますよね。

我慢できずに漏らしてしまうこともあるかもしれません。

【検査】

過活動膀胱が疑われた場合には、尿検査や残尿測定をします。

残尿測定は、排尿後に腹部から超音波をあてて、膀胱内の残尿を測定します。

【治療】

主な治療は、行動療法と薬物療法です。

行動療法⇒生活で注意すべき点は以下の通り。

１．便秘の方は、便秘の改善

２．肥満の方は、減量

３．骨盤底筋体操

４．トイレに行くのを1日1回だけ我慢する（2～3時間くらい）

などです。

薬物治療には主に二つあります。

＜抗コリン薬＞　勝手に膀胱が収縮するのを抑える

＜β3刺激薬＞　新しい薬です。膀胱を緩めて尿をためる機能を高めます。

排尿のトラブルにお困りの方は、お気軽にご相談ください。

ただし、減量は・・・自身で頑張るしかありません。