院長ブログ
HRT(ホルモン補充療法)開始時の副作用ってあるの?
一昨日のブログでは、低用量ピル開始時の気になる症状について書きました。
それでは、更年期障害などの治療に使われるHRT(ホルモン補充療法)はどうでしょうか?
同じホルモン治療ですが、低用量ピルとHRTには違いがあります。
簡単に言えば、低用量ピルは若い女性に使います。排卵や卵巣機能を抑えて、避妊や病気の治療(予防)をする薬です。
HRTは、卵巣の機能が低下した中~高年女性に使います。ほんの少し女性ホルモンのエストロゲンを補充します。
したがって、HRTで使うホルモン量は、低用量ピルの5分の1~8分の1くらいと言われてます。
誤解しないでいただきたいのですが、低用量ピルには避妊効果だけでなく、子宮内膜症の予防・治療、卵巣がんの予防など、たくさんのメリットがあるので、すぐに妊娠希望がなければ、すべての若い女性に飲んで欲しいと思ってます。
HRTは閉経前後から閉経後の女性のQOL(生活の質)を高める薬だと思ってください。
患者さんには、まず2週間試してみましょうとお願いしてます。
「使って良いことはあっても、悪いことはないと思ってください。時々、胸(乳房)が張るっていう人もいるけど、気にならなければ2週間続けてみてください。気になるようなら、薬を減らせば張りは無くなりますよ。」
ホルモン量が少ないので、頭痛や吐き気が出ることはまずありません。(ただし、片頭痛がある方は、悪化の可能性があるので注意しましょう<慎重投与>。)
「(HRT)の乳がんのリスクは、5年以上で少し増えるという報告もあるけど、2週間のお試しなら全く心配しなくていいです。」
もちろん、HRTができない人、しない方がよい人もいますので、お試しするかどうかは相談となりますが、開始時の副作用については心配ご無用です。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。