院長ブログ
「子宮内膜症」治療目的は繁殖力の保護
2月9日(土)夕方から子宮内膜症/腺筋症のセミナーが東京でありました。
私も若い頃(20~40年前)子宮内膜症による痛みに苦しみましたが、当時に比べて薬の種類が増え、さらに新しい薬の開発もされているようです。
子宮内膜症は疼痛によるQOL(生活の質)の低下だけでなく、妊孕能(にんようのう=妊娠する力)の低下も大きな問題です。
セミナーでは、「将来の繁殖力の保護」を重視した治療の話がありました(繁殖力・・・ユニークな表現です)。
子宮内膜症治療のポイントその1.
<将来の繁殖力の保護>
子宮内膜症は進行します。
放置すると、将来の繁殖力に影響を及ぼします。
子宮内膜症の発症や進行を抑えることが大切です。
そのためには・・・ホルモン治療が不可欠です。
将来妊娠を希望している場合は、低用量ピルや黄体ホルモン製剤(ジェノゲスト)がよいと思います。
子宮内膜症治療のポイントその2.
<卵巣愛護の手術>
それから手術の場合は、癒着の剥離や卵巣嚢胞(子宮内膜症性嚢胞=チョコレート嚢胞)の摘出になります。
極力、卵巣の正常部分を残す手術をします。
子宮内膜症治療のポイントその3.
<再発の予防>
そして、手術の後の再発にも注意が必要です。
放置した場合、2年以内の再発が20%、5年で40~50%が再発します。
再発予防には、やはり低用量ピルやジェノゲストなどのホルモン治療が必要です。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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09:30~13:00 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※毎週火曜日午前は植田院長と谷岡沙紀医師の2診体制となります。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。