院長ブログ
「女性たちよ、大望を抱け!」
先週もご紹介した雑誌「オピニオン」冬号から、樋口恵子さんの記事が素晴らしいのでご紹介します。
込められたメッセージは「女性たちよ、待望を抱け!」
<日本国憲法で好きな条文>
憲法で好きな条文は何ですか?
「平和主義を謳った9条が好き」
「婚姻の自由を認めた24条がいい」
「天皇は象徴だとした1条がいい」いろいろありますね。
私は、第14条 すべて国民は、法の下に平等であって・・・が好きです。
樋口さんはどうかというと、好きな条文は27条。
「私が胸震えた条項は27条です。『すべて国民は勤労の権利を有し、義務を負う』。これを読んだとき、背筋がぞくぞくとしました。『男は』ではなく『すべての国民』には働く権利がある。」
昭和の平塚らいてうみたいですね。
ところが、樋口さん、大学を卒業していざ働こうと思ったら仕事がない。
労働法の権威にこれはどういうことかと聞きに行ったら、こう言われたそうです。(聞きに行くことろがすごい!)
「日本国の判例では、国は最低限度の生活保障をして国民を食わせている。世の妻の多くは夫に扶養されてパンはある。憲法27条は、『パンを与えよ、しからずんば職を与えよ』ということであって、もしも失業者があれば職を与えなければならないが、夫に扶養されている妻に仕事を与える必要はない。」
はあ~~、溜息が出るような回答ですね。
<女性たちよ、大望を抱け!>
女性の多くは結婚すると、扶養の範囲内でとか、夫の仕事の方が優先となりがちですが、それはそういう仕組みを男性中心社会が作ってしまったからです。
労働賃金の格差。
そのため、男性が働いて、女性は扶養された方がお得。
正社員で働くより、扶養の範囲内でパートで働いた方がお得。
このシステムを打開するには、女性たちの「大望」しかありません。
「働きたい」「働く」「勤労の権利を行使するぞ~~」など、いろいろ言い方はありますが、大望を抱くことが突破口です。
<働く楽しさを男性だけに独占させないで!>
これも面白い発想です。
働くことは大変だけど、面白い。
私たち夫婦は学生結婚で、二人とも医者ですが、どうしても夫の都合を優先してきました。
そういうところは、樋口さんに叱られそうです。
医者の世界には男女間の賃金格差はないので、私の考え方が男性社会に偏っていたのだと思います。
でも、ある頃から夫に嫉妬するようになりました。
私も自由に仕事をしたい!と思うようになったのです。
樋口さんのおっしゃる通り、社会や家庭を変えるのは、私たち女性の意識かもしれません。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
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- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
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※毎週火曜日午前は植田院長と谷岡沙紀医師の2診体制となります。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。