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院長ブログ

低用量ピル 安全性について

月経痛や子宮内膜症などの治療で、低用量ピルを服用する方が増えてきました。

副作用が心配ですという質問を時々受けます。

ご安心ください。

もともと健康な女性が飲む避妊薬として開発されたので、安全性については常に意識しながら開発されてきました。というのも、健康な女性に何か起こったら大変なことですから。

この図からも、低用量ピルがどのくらい安全なのかがわかります。

妊娠・出産は、ピルよりも6倍リスクが高くなります。医療レベルの高い日本や先進国での比較です。

妊娠中は「女の子かな?男の子かなあ?」「名前はどうしようか?」「私に似てるかなあ?」など、楽しみと幸せな気持ちですよね。

ピルもそれと同じ。「あれ?生理痛、いつの間にかなくなった」「出血少な~い!楽々らくちん!」「妊娠の心配もないから安心!」などなど、メリットを十分に感じてください。

家庭内での事故というと、火傷とか転倒などですね。そういう偶発的なアクシデントよりも、ピルの方が安全ということです。

サッカー(運動)や交通事故の危険性は注意しなければいけませんが、タバコは低用量ピルよりも167倍危険だというので、ビックリです。

タバコを吸う人がピルを飲むと「血栓症」のリスクが高くなるので、当院では必ず禁煙をしてもらってます。

残念ながら、途上国の妊娠・出産のリスクの高さは国際的に対策を考えて行かなければなりません。

このリスク比較表は低用量ピルのものです。最近では「超低用量ピル」も使えるようになったので、安全性はさらに高まってます。

どうぞ安心してピルの良さを実感してください。

 カテゴリー:低用量ピル、月経  2019年04月23日

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