院長ブログ
いつ生理になるのか予想がつかないのが困る(更年期)
「だいたい1か月に1回来ていた生理が、このところ、なかなか来なかったり、早く来たり、予想がつかなくて困ります。」
「3か月生理がなかったから閉経かな?と思ったのに、突然の出血、しかも量が多くて困りました。」
更年期女性を悩ませる予測のつかない出血、排卵が規則的に起こらなくなったからです。
さて、どうしたらよいでしょうか?
いろいろ方法はあります。
<低用量ピルについて>
ホルモン検査をして、まだまだ閉経は先ですね!
という場合は、低用量ピルを始めるのも一つの方法です。
ただし、低用量ピルによる血栓症という副作用は、年齢が上がれば上がるほどリスクが高くなり、飲み始めの3か月が起こりやすいといわれてます。
したがって、更年期の月経不順を回避するなら、できるだけ早くから飲み始めた方がよいです。
飲み続けることによって血栓症のリスクは減るので、妊娠の希望がなければ30代~40代前半から始めるのがよいです。
<黄体ホルモン剤内服について>
ホルモン検査をしたらそろそろ閉経が近いかも・・・
という場合は、黄体ホルモン剤だけで出血のコントロールができるかもしれません。この場合は血栓症のリスクはありません。
ただし、上手くいくかどうかわからないので、相談しながら最もよい方法を一緒に考えていくことになります。
<ミレーナについて>
黄体ホルモンには、飲み薬だけでなく、子宮の中にいれる「ミレーナ」という子宮内システムの薬剤があります。
ミレーナで月経不順を治療することはできませんが、出血量がすごく減るので、不順も不正出血も全く気にならなくなります。
ミレーナが使えない方もいますので、まず診察してから相談になります。
<HRTホルモン補充療法を始める>
ホルモン検査で閉経が近いことがわかったら、HRTを始めてもいいと思います。
HRTは更年期障害の治療ですが、早く始めることで動脈硬化の予防ができます。
更年期になり、閉経が近づくにつれて、出血のトラブルに悩まされる方はあなただけではありません。
でも、やっぱりベストなのは、そうなることを予測して、40歳前後から低用量ピル開始するとか、ミレーナいれるとかするといいですね。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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09:30~13:00 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。