院長ブログ
性教育指導セミナーin大阪に行ってまいりました
土曜日は休診にして、大阪に行ってきました。
朝6時にセンター南を出発、
性暴力救援センター・大阪「SACHICO」の見学から始まり、河内ワイン館で昼食、
午後は公開講座を聴講し、懇親会に出席して、道頓堀でたこ焼きを食べてホテルに戻りました。
日曜日は9時から16時まで性教育指導セミナーに参加しました。
基調講演はSACHICO代表の加藤治子先生。
私たち産婦人科医の誰もが尊敬する産婦人科医です。
2010年に日本で初めて性暴力被害者のワンストップ支援センターを設立しました。
加藤先生の講演を聴く機会はこれまでにも何度かありましたが、
淡々とした語り口が穏やかで、
信念を貫く強さはどこからきているのだろうと、
ずっと疑問に感じてました。
今回初めて、見学会で加藤先生から直接話を伺う機会があり、
また活動報告集や講演記録集などに目を通すことで、
加藤先生の意志を私たちが受け継ぎ、
さらに次に繋げていかなければならないと思いました。
(なんて書くとかっこいいですが、私が性暴力被害に冷静に対応できるようになったのは、つい最近のことです。若いころは加害者への怒りの気持ちがコントロールできなくて、ともすれば被害者を傷つけてしまったこともあったかもしれません。私には向いてないと思い、性暴力問題を避けてきました。そんな私が変わることができたのは・・・いずれお話したいと思います。)
SACHICOがある阪南中央病院は1973年に設立し、
加藤先生は1975年よりそこで勤務してます。
多くの出産に携わる中で、
性暴力被害を受けた女性が年に数人訪れることが、
心に重くのしかかっていたといいます。
「何とか支援できないか、もやもやした気持ちを抱え続けていた」ようです。
2010年にSACHICOを設立、
病院拠点型といって、産婦人科医がいる病院内にワンストップ支援センターをつくりました。
話は性教育指導セミナーの内容のことに戻りますが、
加藤先生の基調講演のあとは、
産婦人科学会理事長になられた大阪大学の木村正教授の講演、
「リプロダクティブヘルス・ライツの概念と人工妊娠中絶の考え方」
学術団体である産婦人科学会の理事長によるライツ「人権」についての話、
科学的でかつ思いやりのある、そしてユーモアもあり、
本当に素晴らしい講演でした。
それから、性感染症の講演、
午後は「10代の性をまもり育てる」シンポジウム。
頭も心も十分に満たされた2日間でした。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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09:30~13:00 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。