本格的な夏到来です。

朝、通勤に数分歩くだけでも汗が流れてきます。

暑くて汗が出るのか、更年期障害で汗が出るのか、

本当にわかりませんよね。

当院でHRT（ホルモン補充療法）を開始した患者さんのほとんどが、

更年期障害の治療目的です。

ホットフラッシュや発汗はHRTがよく効きます。

人によっては使ったその日から症状がなくなって、

よく眠れくようになった！という方もいます。

一方、関節痛や動悸、倦怠感などは効果が出るのに時間がかかることがあります。

それでも、HRTを続けるうちに、

いつの間にか更年期症状もなくなり、

とても快適に過ごすことができます。

そうすると、ふと患者さんは思うようです。

「そろそろやめようかな・・・」

「やめたら、また症状がでるのかな・・・？」

やめる場合はホルモン量を少しずつ減量していきます。

減量してみたら更年期症状が出たので、もう少し続けたいという方もいます。

どうしたいのか、自分で決めていいんです。

骨粗鬆症の予防のために続けたい！という方もいます。

自分で決める！とても大切なことです。

骨粗鬆症を予防できる薬はいろいろありますが、

動脈硬化も予防できて、

お肌のアンチエイジングもできて、

腟の萎縮も防いでくれるような薬はHRTしかないです。