院長ブログ
子宮内膜症患者さん、増えてます
昨日の土曜日、朝日新聞「be」のフロントランナーは小田正和さんでした。紙面を見た途端、あの歌声が聴えてきて、そういえば最近聴いてなかったなあと思い、急に懐かしくなって、朝からオフコース~小田さんの歌声に浸ってしまいました。
さて、本日は子宮内膜症の話です。
子宮内膜症は、月経の時に剥がれる子宮内膜と同じ組織が、子宮以外の場所に起こる病気です。
卵巣にできると、月経の度に出血が起こって、卵巣に血液が溜まっていきます。
溜まった古い血液が、溶けたチョコレートのように見えるので、「チョコレート嚢胞」と呼びます。
そのチョコレート嚢胞の患者さんが、特に40代で増えている印象を受けます。
子宮内膜症は不妊症の原因になるので、10代~20代は特に低用量ピルで予防していくことが大切!って、以前からHPやブログに書いてきましたが、
出産後の予防も大切だということを最近感じます。
30代で妊娠出産して、子育てに忙しくて婦人科検診に行く時間もなくて、久しぶりに検診したら「チョコレート嚢胞」が見つかった。
なあんてケースがめずらしくありません。
チョコレート嚢胞は放置すれば悪性化のリスクがあるので、治療が必要です。
病気は自分だけの問題ではありません。
家族、特に子どもには迷惑をかけたくないって思いませんか。(すみません、私の父がそうなので、私もそう思ってます。)
妊娠の希望がなければ、避妊も兼ねて低用量ピルを服用することをお勧めします。
血栓症(血液絵が固まる病気)は飲み始めの3か月が起こりやすく、また年齢が上がるほど起こりやすくなります。
だから飲み始めるのは早い方がいいです。
特に問題がなければ閉経(平均50歳)まで飲めます。
低用量ピルは子宮内膜症を予防するだけではありません。
卵巣がん、子宮体がん、大腸がんなどの予防効果もあります。
どうぞ自分の健康のために低用量ピルを飲みましょう。
授乳中という方はご相談ください。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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09:30~13:00 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。