先日、久しぶりに口内炎ができました。

漢方をあまり使わなかった頃は、ケナログ軟膏という外用薬によくお世話になりました。

アッできたかな？と思ったらすぐにケナログ軟膏を塗ります。早めに、厚めに塗ると効果的で、一晩で治ることもありました。

ところが、残念ながら、ケナログ軟膏は発売中止となってしまいました。

どうしてですかね～。

同じような薬や市販薬があるので、そちらで代用できますが、漢方もよく効きます。

半夏瀉心湯（ハンゲシャシントウ）という漢方です。

今回も、すぐに半夏瀉心湯を服用しました。

寝る前に、1包1回の服用で治りました。（⇒早く飲んだからです。こじれてしまうと治るのに時間がかかります。）

飲み方は、お湯に溶かして少し冷まします。

何回かに分けて服用しますが、すぐに飲んでしまうのでなく、口の中にしばらく含んでから飲みこみます。

苦いです。ひと口目は口内炎にしみます。ふたくち目から効いてる感じがしてきます。

半夏瀉心湯は、お腹がゴロゴロしたり（腹鳴）する場合や、口内炎や口角炎を目標に、胃腸症状に使います。ウイルス性胃腸炎に使用することもあります。

また、「こころ」が原因による「つかえ」を取り除く作用があるので、不安・不眠などに使うこともあります。

口内炎でお困りの方にはお勧めしたい処方です。