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院長ブログ

HRTの黄体ホルモン いくつか種類があります

HRT(ホルモン補充療法)は、更年期障害の治療に使うもので、骨粗鬆症の予防もできます。

エストロゲン(E)を補充する治療方法ですが、エストロゲンには子宮内膜を増殖させる作用があるので、子宮のある方は子宮体がん(子宮内膜がん)の予防目的に黄体ホルモン(P)も必ず併用します。

子宮体がん予防に必須の黄体ホルモンにはいくつか種類があります。

1.ジドロゲステロン(商品名:ディファストン)

2.酢酸メドロキシプロゲステロン(商品名:プロベラ、ヒスロン、ネルフィンなど)

3.レボノルゲストレル(商品名:ウェールナラ、ミレーナ)

4.ノルエチステロン(商品名:メドエイドコンビパッチ)

などです。

ウェールナラは、エストロゲンと黄体ホルモンの配合剤(EP剤)で、骨粗鬆症の薬ですが、更年期障害も治療できます。内服薬です。

メドエイドコンビパッチもEP剤で、こちらは張り薬です。

当院では、初めてHRTをする方にはデュファストンを使います。

薬を減量したり、使用方法を変更する中で、黄体ホルモンの種類が変わることがあります。

変更後に、やっぱり前の方がよかったということもあります。

自分に合った薬、投与方法を選んでいけたらいいなと思います。

 カテゴリー:低用量ピル、月経 , 更年期、HRT、イソフラボン  2019年11月28日

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