院長ブログ
カンジダ腟炎の予防と対処法
本日からクリニックは年末年始休暇に入ります。1月4日(土)も休診にしたので、9連休です。読書三昧の休日になるはずでしたが、神奈川県医師会で「子宮頸がんとHPVワクチン」のパンフレットを作成することになり、その執筆作業に本日から取りかかります。仲間の産婦人科医と協力して、楽しみながら良いものを作りたいと思います。
さて、この1週間はかゆみの患者さんと、出血が止まらないという患者さんがたくさんいらっしゃいました。
師走の忙しい時期、疲れと体調不良でカンジダ腟炎になってしまったんですね。
カンジダは真菌(カビ)の一種ですが、多くのヒトの体にいる常在菌だと思ってください。
健康な人ではカンジダは繁殖しませんが、疲れたり免疫力が落ちると繁殖します。だから、何も治療しなくても、十分に睡眠をとって休むだけで治ることもあります。
例えば、時々子宮頸がん検査でカンジダが見つかることがありますが、特に症状がなければ治療しません。
逆に、睡眠不足や体調不良が続いたり、抗生剤を飲んでいたりすると、カンジダ治療をしてもなかなか良くなりません。
治療には、外用薬(塗り薬)と腟錠(腟に入れる薬)があります。
最近は小学生でも寝不足でカンジダ腟炎になることがあり、その場合は外用薬だけで様子みます。寝不足の原因は、塾の勉強ということもありますが、布団の中でスマホをしていたりということもあるので、気をつけてみてあげてください。
さて、年末年始のお休み中にカンジダになってしまったら?
クリニックはどこもお休み。
ありがたいことに薬局に行けばカンジダの薬がありますので、それを買って使ってください。
無理に腟錠を使わなくても、外用薬だけで、十分に睡眠をとれば治ります。
私も20年以上前の夏休みにカンジダ腟炎になったときは、当時は腟錠は薬局になかったので、外用薬だけ使いました。
それから、カンジダを繰り返す方は、処方された残薬を予備に持っているといいと思います。
予防は、疲れない、ストレスをためない、ご飯をしっかり食べる、十分に睡眠をとるという健康管理ですが、難しいですよね。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
09:30~13:00 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。