院長ブログ
PMS 月経前症候群の治療
1月23日(木)は横浜市産婦人科医会の月例研究会でした。
毎月開催しているこの研究会は、今回で581回となりました。
今回のテーマはPMS。
月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん)のことですが、PMSという略語がすっかり定着してきているような気がします。
こちらが診断するまでもなく、例えば「生理の前にイライラするのでPMSだと思う」と、患者さん自身がしっかり気がついて、治療を希望されてくることが多いです。
原因は諸説ありますが、私は、排卵後の黄体ホルモンによる作用(悪さ)だと思ってます。
実際に、更年期症状の治療でHRT(ホルモン補充療法)をする際に、エストロゲンだけだと調子いいのに、黄体ホルモンを重ねるとPMS様の症状を訴える方がいます。
(でも、エストロゲンだけでは子宮内膜が厚くなって、子宮体がんのリスクがでるので、子宮のある方は必ず黄体ホルモンを併用しなければなりません。・・・安心してください。合わなかったら別の種類の黄体モルモンを使えばいいのです。)
話をもどしますが、PMS症状にはいろいろありますが、だるい、眠い、頭痛、浮腫、腹痛、便秘、肌荒れなど体の症状。
それから、イライラ、泣きたくなるなどの精神症状。
低用量ピルを飲む前の私は、まさにPMS症状のオンパレードでした。
イライラして家族にあたって、喧嘩になって、夫から病院に行くように言われて来ました。という患者さんが時々いますが、それ昔の私です。
PMSの治療にはいろいろありますが、ピルがとても効果的です。
排卵を止めることで、月経前の黄体ホルモンの山がなくなります。
ピルを飲んで月経痛が楽になったのもよかったけど、夫婦喧嘩が減った。子どもに大声あげることも減った。家族円満。(まあ、そう単純ではありませんが・・・)
PMSに困っている方はピルを試してみてください。
でも、妊娠希望の場合は飲めませんよね。
その場合は、漢方や食事療法などもあります。
カルシウム、ビタミンB6 、マグネシウムなどのビタミン・ミネラルがいいようです。
他にも方法はありますので、お困りの方はご相談ください。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
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