低用量ピルは、世界では1963年から使われてます。

日本では1999年に初めて避妊薬として認可されました。

それから20年以上がたち、当時（ホルモン種類や量の違いから）3種類しかなかったピルですが、種類が増えて使いやすくなりました。

始めてピルを飲む方には、できるだけ吐き気が少ない（ほとんどない）ピルを処方します。

それでも、薬の作用や副作用には個人差がありますので、どうも合わないな～と感じた方は遠慮なくおっしゃってください。

超低用量ピルと言って、エストロゲンの量がとても少ないものもあります。

ホルモン量が少なければ、吐き気などの副作用は減りますが、逆に不正出血が起こりやすくなる場合もあります。

避妊が必要なのか、そうでないかでも、ご提案するピルの種類は変わります。

血栓症（血液が血管の中で固まる病気）などの重篤な副作用を心配される方がいますが、健康な10代20代30代の女性ではまず起こりません。

また、ピルを飲むことは、妊娠することよりもずっと安全なことです。

どのピルがいいのか、1種類ずつ試して、自分に合ったピルを見つける方もいます。