7月9日（日）約1週間前になりますが、第23回思春期ネットの学習会が信州大学でありました。

長野市丸山産婦人科医院の渡邉智子先生に思春期の妊娠について講演いただきました。

渡邉先生との付き合いはここ10年ほどですが、私のいとこの友人でもあり、以前から彼女の活動は耳にしていました。若年妊娠へのケア、性教育や講演活動、性犯罪被害者センター設立など、長野県で頑張ってます。

中高校生が妊娠すると、大人はすぐに中絶という選択肢になりがちですが、彼女たちの気持ちは複雑です。

出産がどれだけ大変な仕事であるか、赤ちゃんは夜も泣くし、子育てにはお金も必要。そういうことを大人が伝えても、彼女たちは簡単に理解できません。

さらに、親への反発もあって「学校やめて働くから」「自分で育てられるから」となることもあります。

そういう彼女たちに、出産・育児とはどういうものなのか、具体的に学んでもらいう場として、丸山産婦人科では『教育入院』という取り組みをしています。具体的な内容は省きますが、彼女たちの気持ちに寄り添ったケアは、その家族からの信頼にもつながります。

当院は妊婦健診も中絶もしていませんので、若年妊娠のケアができず申し訳ありません。しかし、望まない妊娠を避けるためのピル処方はできますので、どうぞご相談ください。