院長ブログ
月経痛 ピルで痛みは少し減ったけど・・・
緊急事態宣言が出ました。それについて書きたいことはありますが、ブログも毎日コロナ話題だと気がめいるので、今日は久しぶりにピルの話です。
「ピル」と言えば、月経痛の治療薬です。
副作用の少ない、低用量ピルや超低用量ピルを使います。
鎮痛剤は、単に痛みをとるだけです。痛みの原因となる子宮内膜症を治療したり、進行を防ぐ効果はありません。
一方、ピルには、痛みを軽減するだけでなく、子宮内膜症を治療したり予防することができます。
どのくらい良くなるんですか?
と、使い始めのときに質問を受けることがあります。
う~~ん、難しい質問です。
良くなるのは間違いないのですが、どのくらい良くなるかは使ってみないとわからないので、「騙されたと思って、まず3か月使ってみましょう!」と、お願いしてます。
痛みは必ず改善します。
ピルを服用し続けることで、出血も減って(出血が無くなることもあります)、痛みも無くなれば万々歳です。
そころが、ピルでは痛みのコントロールが不十分という女性がいます。
そういう場合はどうしたらいいのでしょうか?
<その1.ピルの種類を変えてみる>
別のピルにしてみたら、出血がもっと減って、痛みも減った。最初からこのピルを処方してくれればよかったのに・・・と思うかもしれませんね。
ところが、私の経験ですが、「別の」ピルは、最初に飲むと嘔気などの副作用が出ることが多いのですが、他のピルから変更になった場合は、意外に問題なく飲めるんですよね。
<その2.ピルを連続して飲む>
これはいい考えですね。つまり、出血回数を減らすということです。
28日周期のピルを使った場合、年間13回の出血が起こります。
その回数を減らすには、実薬(ホルモン剤が入っている錠剤)をできるだけ長く飲みます。中には、出血がなくて1年以上飲んでますという方もいます。
私も子宮内膜症と月経痛がひどくて、「別の」ピルを連続して飲んでいたことがあります。さらに、私の場合はそれでも痛かったので、ミレーナ(黄体ホルモンが付いた子宮内システム)を子宮の中に入れて、ジェノゲスト(黄体ホルモン)を飲んで、それで完全に痛みから解放されました。快適なアラフィフでしたね。懐かしいです。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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09:30~13:00 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。