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院長ブログ

PMS(月経前症候群)の症状に困っている方へ

緊急事態宣言が延長されました。感染者数は緩やかに減少してますが、激減ではありません。緊急事態宣言が解除されるまで、診療制限を厳しく行う予定でしたが、いつ解除されるかも見通しがたたなくなってきました。

当院が診療制限をしている間にも、月経痛で苦しんでいる女性、PMSによるイライラで虐待がエスカレートしてしまった家庭など、今すぐにでも支援しなければならない女性がいることを考慮しなければなりません。

以下のブログ記事は、4月19日に書いて一旦公開したのですが、受診勧奨ともとれる内容だったので、削除したものです。緊急事態宣言が終了後に公開する予定でしたが、いつになるかわからないので本日公開します。

GW明けからは、オンライン診療(電話再診)を充実させて、待合室が混雑しないように、感染対策も十分に行いながら、診療をしていきます。

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(4月19日)日曜日、横浜は青空が広がってます。外出は控えて自宅で一人過ごしてます。

3月に予定されていた「女性医学学会ワークショップ」がWEB開催となり、先ほど東京大学の大須賀穣先生の講演を拝聴しました。

デスクの上のパソコンではなくて、先日通販で買ったエアロバイクをこぎながら聴きました。

まあ、勉学と運動の一石二鳥、文武両道ってことですね・・・?

産婦人科の男性医師は、本当に素晴らしい先生方が多くて、大須賀先生も大好きな先生の一人です。

「女性の一生は波乗りの連続」だとおっしゃってくれました。

女性は常にホルモン変動の波にさらされているというのです。

初経、性成熟期(妊娠・出産・授乳を含む)、そして閉経。

このように大きなホルモンの波がある一方で、月経周期のホルモン変動の波にも女性は振り回されてます。

月経期⇒ 腹痛、腰痛、頭痛、吐き気

月経の後⇒ 気分が安定

排卵期⇒ 少し腹痛

月経の前(排卵の後)⇒ イライラ、怒りっぽい、憂うつ、乳房痛、腰痛、お腹の張りなど

この月経周期の波、どうしてこのような波が起こるのでしょうか?

これについて、以前から私が思っていたのは、人間も動物なので、子孫を残すための症状だということです。

つまり、排卵は子孫を残すため、妊娠するために起こる。

排卵後に妊娠した女性は、受精卵を守るために、危険を遠ざけようとする。

そのため、排卵後はイライラしたり、攻撃的になったりするのだと思います。

同じような意見を、ある実験データを元に、大須賀先生もおっしゃっていました。

「人の本能は子孫を残すことと考える。黄体期(排卵後)は危険を遠ざけたほうがいいと考え、危険に対して俊敏に反応する。」

本来なら、妊娠すれば月経は起こらないので、PMS(月経前症候群)という言い方は変なのですが、妊娠する回数が減った現代人は、PMSに苦しめられることになります。

月経を繰り返すこと、PMSを繰り返すことって自然なことですか?

いいえ、雌の自然は妊娠することなので、私たち現代人は自然に逆らって生きていることになります。

PMS対策、今すぐに妊娠の希望がなければ、ピルで排卵を止めてみてください。

月経中(または月経直後できるだけ早め)に飲み始めて、排卵を止めます。

まずは、3か月ピルを飲んでみてください。

勉強も仕事もきっとはかどるはずです。

できれば緊急事態宣言が解除されてからの受診をお願いしたいのですが、今まさに困っている、来月のPMSが不安という方もいらっしゃると思います。

困っている方の受診はお受けいたします。

お電話でご予約の上、ご来院ください。

 カテゴリー:低用量ピル、月経  2020年05月04日

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