7月29.30日、第40回性教育指導セミナー全国大会in 京都に行ってきました。

日本産婦人科医会では、毎年7月下旬に性教育指導セミナーを各県持ち回りで開催してます。昨年は佐賀、今年は京都でした。

今年のテーマは「15歳以下の妊娠・出産をゼロにするために～今私たちができること」、重くて厳し～い内容です。

平塚市で高校2年生の男女が乳児の遺体遺棄という事件があったばかりで、どうにかならないものかと悩みながらの参加でした。

若年妊娠には、低学歴、貧困、孤立、そして虐待などのリスクが絡みやすく、産婦人科だけで対応できる問題ではありません。

少年鑑別所の精神科医、

女子のための子どもシェルター「はるの家」を運営している弁護士、

「にんしんSOS」を開設した医師などの講演を聴いてきました。

我々産婦人科医にできることは何でしょう。望まない妊娠/計画してない妊娠を防止すること。性教育大切です。

虐待の連鎖を断ち切ること。専門的な組織との連携が必要です。

お恥ずかしい話ですが、頭ではわかっていても、いざそのような話になると、加害者への怒りばかりがこみあげてきて腹が立って仕方ありませんでした。ようやく大人になり？、少しは冷静に対応ができるようになったと思います。

2年前から神奈川県産科婦人科医会学校医委員会の委員長をしています。仲間の力を借りながら少しずつ活動を広げていきたいと思ってます。