院長ブログ
低用量ピル 出血がないんですが大丈夫ですか?
大丈夫です。
低用量ピルを使って出血が増えるのは異常ですが、
出血が減ったり、無くなることは異常ではありません。
むしろ良いことだと思ってください。
低用量ピルを飲むと卵巣が眠った状態になり、卵巣からはホルモンが出ません。
その代わりに、ピルに入っている女性ホルモンが子宮を刺激します。
女性ホルモンには、エストロゲンと黄体ホルモンの2種類がありますが、
ピルにはこの二つがバランスよく配合されています。
そのため、子宮への刺激が減り、子宮内膜が薄くなります。
子宮内膜が薄くなると、どんな良いことがあるのでしょうか?
出血量は子宮内膜の厚さに関係します。
だから出血量が減ります。
出血がなくなることもあります。
月経痛の原因となる痛みの物質は子宮内膜で作られます。
子宮内膜が薄くなれば、痛みの物質も減ります。
子宮内膜が薄くなって出血量が減れば、
卵管を通って腹腔内(お腹の中)に流れる「逆流血」も減ります。
逆流血は子宮内膜症の原因になるので、逆流血が減れば子宮内膜症になりにくくなります。
子宮内膜症は不妊症の原因になるので、ピルを飲むと不妊症の予防にもなります。
うそのようでホントの話です。
そういうわけで、出血は少ない方がいいし、ない方がいいのです。
ただし、避妊目的でピルを飲まれる方は、出血があった方が妊娠してないと安心できるという方もいます。
そういう方は、ピルの種類を変えることもできます。
ご相談ください。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
09:30~13:00 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。