院長ブログ
コロナワクチンとHPVワクチン(その2)
コロナワクチンもHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)も、どちらも筋肉注射だよという話を前回書きました。
本日はどういうワクチンなのかという話です。
【新型コロナウイルスワクチン】
現在日本で接種が始まっているファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンは、遺伝子ワクチンとも言われてます。
ウイルス遺伝子の全部が体の中に入れば、コロナウイルスをどんどん作ってしまいます。
ワクチンには遺伝子の一部、ウイルスの表面のスパイクタンパク質(表面のとげとげした部分と思ってください)を作る遺伝子だけが入っていると思ってください。
その遺伝子の一部ではコロナウイルスは作られず、スパイクタンパク質だけ作られます。
そこに免疫反応が起こって「抗体」というのが作られます。
【HPVワクチン】
それでは、HPVワクチンはどういうものでしょうか?
こちらは「ウイルス様粒子」と呼ばれているもので、遺伝子の入ってない殻だけからできてます。
空っぽの殻ですが、それに対しての「抗体」はしっかりと作られます。
子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)は約15種類ですが、それぞれウイルス様粒子が異なります。
まずは子宮頸がんの7割を占めて、悪性度も高いHPV16型とHPV18型をターゲットにしたワクチンが作られました。
それがサーバリックスとガーダシルです。
※サーバリックス:HPV16型、HPV18型を予防
※ガーダシル:HPV16型、HPV18型に加えて、コンジローマの原因となるHPV6型とHPV11型も予防
さらに開発が進み、HPV31, 33, 45, 52, 58型のウイルス様粒子も開発されました。
それが9価ワクチン(シルガード9)です。
HPVには変異株っていうのはありませんから、接種すればその型のHPVの感染をしっかり予防することができます。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。