院長ブログ
骨盤臓器脱 子宮だけじゃない、膀胱や直腸も
女性は妊娠や出産という機能があるため、それゆえ男性には起こりえない、女性特有の困った問題が発生することがあります。
骨盤臓器脱もその一つです。
どうして「脱」が起こるかというと、「腟」があるからです。
何か丸いものが触れる、と言って受診される方が多いです。
お風呂場で気づいたとか、立っていると出てくるとか、午後になると出てくるという方もいます。
骨盤内の臓器には前方より「膀胱」「子宮」「腸(直腸)」があります。
肛門挙筋(こうもんきょきん)という筋肉がそれらの臓器を支えています。
ただ支えるだけでなく、尿や便の失禁を防いでます。
骨盤臓器脱は支える筋肉が弱くなって、腟内にそれらが落ちて(出て)くる病気です。
子宮だけが落ちると思っている方が多いと思いますが、膀胱や直腸も腟内に出ることがあります。
それらを「膀胱瘤(りゅう)」「直腸瘤」と呼びます。
肛門挙筋の支えが弱いと、排尿や排便障害を起こすことがあります。
排尿障害では、頻尿、尿失禁、排尿困難、残尿感、膀胱炎を繰り返すなどです。
排便障害では便秘などです。
便秘で息むと肛門挙筋が緩み、膀胱・子宮・直腸はさらに下がりやすくなります。
それが悪循環を起こします。
骨盤臓器脱は予防ができます。
30代~40代からの予防が大切です。
肛門挙筋をはじめとした骨盤底筋を鍛える体操です。
それから大切なのは、太らないこと、それから便秘の対策です(いきまない)。
最近お腹が出てきたと思って腹筋ばかりするのは要注意です。
骨盤底筋が緩くなった状態で腹筋をすると、さらに下がりやすくなります。
体操のやり方がわからない方はご相談ください。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。