院長ブログ
女性アスリート外来始めます
「女性アスリート外来」と言っても、特別な外来を設けるわけではありません。
一般診療の中で、女性アスリート支援にさらに力を入れていきたいということです。
私がアスリート支援なんていったら、小・中学校時代の恩師は笑うだろうなと思います。
まあ、そのくらい運動音痴でした。
あ~すみません、運動音痴とアスリート外来は全く関係ありません。
話を元にもどしますね。
先週は産婦人科の2つの学会がオンラインで開催されてました。
どちらも女性アスリート問題の講演があって、たっぷり勉強できました。
今までのモヤモヤが晴れた感じです。
たとえば、どうして体重を減らす指導をされてきたのか(されているのか)。
特に持久力を競う陸上競技などです。
体重が減ると「最大酸素摂取量」が増えて記録が伸びるということがわかっているから。
ということを数学を用いて理論的に解説。
成績、記録を伸ばすには、体重を減らすことは近道だそうです。
でも、その効果は最初のうちだけ。
1年もすると記録は伸び悩んでしまう。
成績至上主義になりやすいアスリートの世界で、苦しんできた、苦しんでいる女性たちがいます。
元マラソン選手の原裕美子さんは、自身の摂食障害や窃盗症の病を本にしました。
『私が欲しかったもの』
この本の紹介をお二人の演者の先生がされてました。
これから読んでみます。
女性アスリート支援のために産婦人科医がすることは多い気がします。
多くのアスリートが、月経前は不調で、月経後は絶好調。
それは女性ホルモンの変動によるものですが、パフォーマンスを上げるために、私たち産婦人科医はベストな提案ができると思うのです。
それから、体重減少による無月経への対応。
ホルモン剤をどのように治療に取り入れていくのか、その辺りがモヤモヤしてたのですが、学会の講演を視聴して、とてもスッキリと頭の中が整理できました。
そういうわけで、中・高校部活のスポーツ女子の皆さん、それからTOPアスリートの皆さんも、月経トラブルがございましたらご相談ください。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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09:30~13:00 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。