院長ブログ
帯状疱疹とワクチン
ワクチンの話題ばかりでうんざり・・・という方にはごめんなさい。
帯状疱疹は皮膚科の病気ですが、陰部や臀部にできることもあり、婦人科を受診される方は少なくありません。
明らかに湿疹(疱疹)ができてれば診断は簡単ですが、初期の症状は「ピリピリする」とか、何となく感覚が変という程度のこともあります。
そのため、「後医は名医」と言われる疾患の一つでもあります。
湿疹(疱疹)は後から出てくるので、最初に受診した時には診断がつかなくて、後で受診したところで帯状疱疹と診断されることがあるからです。
帯状疱疹は後遺症で痛みが残ることがあるので、とにかく早く治療をすることが重要です。
【帯状疱疹の原因】
帯状疱疹の原因は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスです。
水ぼうそうが治ったあと、ウイルスは体内の神経節に潜伏します。
通常ウイルスは眠った状態でいますが、加齢や過労、ストレスなどで免疫が落ちると活動を始めます。
神経に沿って皮膚症状が出るので、片側(右または左)に出ます。
帯状疱疹の問題は、やはり後遺症の神経痛です。
対策は3つ
1.ストレスや疲れで発症するので、日々の体調管理が重症!ですが、そうは言っても・・・ですよね。
2.おかしいな?と思ったらすぐに受診して早期治療・・・できればいいですよね。
3.ワクチンで予防!っていう方法があります。
時々患者さんから「帯状疱疹のワクチンはしてますか?」と聞かれます。
皆さんよく知っているなあと感心しますが、当院では扱っていませんので皮膚科でご相談をお願いします。
【予防ワクチンについて】
2種類あります。
いずれも50歳以上の人が対象です。
保険はきかないので自費になります。
(1)水痘ワクチン(水ぼうそうの予防接種と同じ)
接種は1回、費用は約7,000円
発症を50%予防できます。
(2)シングリックスというワクチン
接種は2回、費用は1回約2万円。
50歳以上で97%、80歳以上で91%という予防効果があります。
どちらも費用は医療機関により異なります。
帯状疱疹は女性の方が発症率が高い傾向にあるようです。
どうしてかわかりませんが。
予防にはワクチン接種も大事ですが、疲労をためない、睡眠を十分にとることも大切です。
何だかHPVワクチンと似てますね。
ガーダシル(4価ワクチン)で7割の子宮頸がんを予防。
シルガード9(9価ワクチン)で9割の子宮頸がんを予防。
予防にはワクチン接種も大事だけど、子宮頸がん検診も大切です。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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09:30~13:00 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。