院長ブログ
HPV検査(+)去年は陰性だったのに・・・
一般的に子宮頸がん検診というのは、子宮の入口をこすって細胞をとって検査します。
これを細胞診と言います。
もう一つHPV検査というのがあります。
子宮頸がんの主な原因となる、高リスクHPV(ヒトパピローマウイルス)の有無を調べる検査です。
自治体によっては、30歳以上の子宮頸がん検診に、細胞診とHPV検査がセットになっているところがあります。
オプションで追加しているところもあります。
(横浜市の検診にはHPV検査はありません。)
ドックでHPV検査を追加される方もいらっしゃいますね。
先日、そのHPV検査のことで質問をうけました。
「昨年は(-)陰性だったのに、今年は(+)陽性でした。
感染する機会がないのに、どうしてですか?」
本当に、不思議ですよね。
女性の8割が一生のうち一度は高リスクHPVに感染します。
だから、私も感染しているかもしれません。
でも、HPVに感染しても、9割は2年以内にHPV(-)陰性になると言われてます。
HPV(-)陰性とは、子宮腟部(入口)の表面からウイルスが消えることです。
ウイルスが完全に排除されることがほとんどでしょうが、中には奥に潜伏してしまうことがあります。
潜伏したウイルスが表面に出てきたら(+)陽性、隠れたら(-)陰性。
だから、新しくHPVに感染する機会がなかったとしても、
「昨年は(-)陰性だったのに、今年は(+)陽性」ということもあるのです。
そして、HPV(+)陽性だったとしても、細胞診で異常なければ心配ありません。
1年に1回は検診を受けるようにしましょう。
それから、やっぱりHPV感染を予防したいですね。
小学校6年生~高校1年生相当の女子は、無料でHPVワクチンを接種できます(定期接種)。
定期接種では、高リスクHPVのうち、16型と18型の感染を予防できます。
たった2つだけ?なんて思わないでください。
この2つのHPVはとても悪性度が高くて、進行も早いウイルスです。
20代の子宮頸がんの9割が、この16型と18型が原因だと言われてます。
無料で接種できる機会を逃さないようにしましょう。
クリニック概要
横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。
- 診療科目:
- 婦人科
- 住所:
- 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F - TEL:
- 045-949-2212
- 最寄駅:
- 横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | 日祝 |
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09:30~13:00 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | |
14:00~18:30 | - | ◎ | ○ | - | ○ | - | - |
休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。
※第1土曜日は植田院長と浅野涼子医師の2診体制となります。