急に寒くなりましたね。

横浜市医師会市民広報「みんなの健康」11・12月号の特集は「しもやけ」です。

待合室に数冊置いてありますのでご覧ください。

しもやけは、とても寒いとできやすいのだと思っていたのですが、そういうわけではないようです。

原因は「血流が滞る」こと。

寒暖差が大きくて、血管が収縮と拡張を繰り返すと、体の末端にある細い血管の流れが悪くなって、しもやけが起こります。

だから、厳冬の真冬より、その前後のやや気温の高い季節に発症しやすいらしいです。

ちょうど今の時期ですね。

それから、手袋や靴下の中で汗をかいたままにしておくと、水分の蒸発で皮膚が冷えてしもやけができる場合があります。

私も小さい頃はしもやけだらけでした。

大人になってからも、おしゃれなブーツを履くと小指にしもやけがよくできたものです。

最近は「おしゃれな」ブーツ履かないので大丈夫です。

予防は、

・手足指のマッサージ

・手袋や耳当て、帽子などで保温

・濡れた手袋や靴下は取り替える

・足の蒸れにも注意です。

治療は、皮膚科では外用剤やビタミンE剤の飲み薬を使うようです。

「しもやけくらいで」と思わずに、遠慮や我慢をしないで皮膚科を受診してくださいということです。

外用薬やビタミンE剤は皮膚科の先生にお任せです。

当院では漢方処方をしますので、毎年しもやけでお困りの方は漢方を試してもいいと思います。

しもやけに使う漢方はいくつかありますが、私が今まで処方してみて一番効いたと思われるのは、

当帰四逆加呉茱萸生姜湯です。

とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう

難しいですね。

体を温めたり、血の巡りを良くする薬草が入ってます。

しもやけにお困りの方はご相談ください。